Sem Igual

Winartでも表紙を飾った！今後必ずヴィーニョ・ヴェルデを牽引する存在になるであろう注目の生産者

「同じではない」を意味するセム・イグアルはヴィーニョ・ヴェルデに９つあるサブリージョンのうち「ソウザ」に位置するワイナリーです。ソウザでは主に白ワイン品種のアザルとアリントが栽培されており、残糖のある微発砲のカジュアルなヴィーニョ・ヴェルデが主流です。しかし、セム・イグアルはそうではなく「同じでない」ワインを造りたいと考えを持ち、伝統的なアザルとアリントをそれぞれワインの筋肉と神経と捉え熟成できるワインを、というヴィジョンの元に2012年にセム・イグアル・ビアンコをリリースしました。

白は爽やかな柑橘類の香りにクリスピーな酸と塩っぽさを感じるミネラルを備えており繊細で軽やかな味わいは、レモンやスダチを絞る感覚で家庭料理とも合わせられます。

Sem Mal

アザル70%、アリント30%のセパージュ。繊細なアザルが主体のエレガントなキャラクター。あえて収穫を通常より２週間早め、かつてのヴィーニョ・ヴェルデのアイデンティティを表現しています。
凝縮感のある果実味と鋭利で高い酸を持ち、内側からエネルギーを感じさせます。

Tasting Comment

カジュアルに楽しむイメージの強いヴィーニョ・ヴェルデですが、このワインはその固定概念を覆します。こんなにもガストロノミックなヴィーニョ・ヴェルデは初めてです。

洗練された雰囲気のある柑橘に冷たい石のようなニュアンスを感じる香り。口に含むと鋭利な酸がありますが洋梨のような果実味が優しく包み込み、刺すような刺激はなくエレガントに伸びを感じることができます。上級生産者のシャブリを彷彿とさせるような精巧なスタイル。