アヴィーズ / Avize

アヴィーズ(Avize)

コート・デ・ブランの中核を担う白亜の丘——シャルドネが極まる、ブラン・ド・ブランの聖地

コート・デ・ブランを代表するグラン・クリュのひとつ、アヴィーズはシャンパーニュ地方エペルネの南に位置する村です。標高150〜250メートルの東向き斜面に広がる畑は、純白のチョーク(白亜)層を基盤とし、その上に薄い泥灰土が重なる典型的なコート・デ・ブランの土壌構成を持ちます。この白亜質土壌がシャルドネに鋭い酸とミネラル感を与え、アヴィーズをブラン・ド・ブランの銘醸地たらしめています。

村内のほぼ全域がシャルドネで占められており、他品種の入り込む余地はほとんどありません。東向きの緩やかな斜面は朝の日照を効率よく受け取りながら、午後の強い日差しを和らげる環境を生み出しています。この気候条件と白亜土壌の組み合わせが、完熟しながらも過剰にならない果実と、長期熟成に耐えうる骨格を両立させます。

研ぎ澄まされた緊張感と長熟ポテンシャル——アヴィーズが示すシャルドネの純粋表現

アヴィーズのシャンパーニュは、柑橘系の清澄なアロマと白い花のニュアンス、そして白亜由来の際立ったミネラル感が特徴です。リリース直後はしばしば硬質な印象を与えますが、熟成を経ることで複雑さとふくよかさが開花します。ブラン・ド・ブラン専業のレコルタン・マニピュランから大手メゾンまで、多様な造り手がアヴィーズのシャルドネを核にキュヴェを仕立てています。シャンパーニュにおけるシャルドネの純粋表現を追求するなら、アヴィーズは外せない産地です。