コンフュロン・コテティド / Confuron Cotetidot

Confuron Cotetidot
17世紀ルイ14世の治世から続くヴィニュロン——「ピノ・コンフュロン」という自家クローンを持つ家族が体現する、全房発酵100%の極晩摘み哲学
ドメーヌ・コンフュロン・コテティドは、ヴォーヌ・ロマネを本拠とするコート・ド・ニュイの名門ドメーヌです。コンフュロン家のヴォーヌ・ロマネでのブドウ栽培の歴史は17世紀、ルイ14世の治世にまで遡ります。家族はブドウの栽培のみならず、その選抜・増殖においても代々卓越した技術を持ち、自家クローンとして「ピノ・コンフュロン」という名のピノ・ノワールのクローンを生み出したことでも知られています。現在のドメーヌは1964年にジャック(ジャッキー)・コンフュロンとベルナデット・コテティドの結婚によって誕生し、ドメーヌ名はこの二家族の結合を体現しています。現在はジャッキーと妻ベルナデットが50年以上にわたって慈しんできた畑を、息子のイヴ(経営・醸造担当)とジャン=ピエール(セラー担当)の兄弟が引き継いでいます。なおイヴは1996年からポマールのドメーヌ・ド・クールセルで総支配人・醸造家を兼務しており、ジャン=ピエールはボーヌのメゾン・シャンソンでも働いていた経験を持つという、双方がコンサルタントとして他のドメーヌにも貢献する稀有な二刀流体制です。
畑は約11〜12ヘクタールで、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニー、ジュヴレ・シャンベルタンというコート・ド・ニュイの4村に村名格キュヴェを持つという、ブルゴーニュでも稀有な構成を誇ります。プルミエ・クリュとしてはヴォーヌ・ロマネ・レ・スショに約2.1ヘクタールという最大規模の所有者のひとつとして知られています。グラン・クリュはエシェゾー、シャルム・シャンベルタン、マジ・シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョの4畑を有し、エシェゾーがドメーヌのフラッグシップとして位置づけられています。畑はすべて除草剤・農薬不使用で有機的に管理されており、耕耘と短梢剪定、春のグリーン・ハーヴェストを組み合わせて収量を厳格に抑えています。
全房100%・極晩摘み・無清澄・無濾過——「ユーロスター急行のように迫ってくる」と評されたコンフュロンの爆発的な個性
コンフュロン・コテティドのワインを定義するのは、村名格からグラン・クリュまですべてのキュヴェに適用される全房発酵100%という哲学です。梗が完熟した場合にのみ全房発酵が青臭さを生まずに機能するという信念のもと、他の生産者より意図的に遅い収穫を行います。「まるでユーロスター急行が時速300キロで迫ってくるようだ」——2015年ヴィンテージを試飲したライターの言葉がこのドメーヌのワインの衝撃的な個性を端的に表しています。2〜3週間の長いキュヴェゾン(浸漬)と最長2年間の樽熟成を経て、無清澄・無濾過で瓶詰めされます。新樽比率は村名格10〜20%、プルミエ・クリュで若干多く、グラン・クリュで最大50%という節制したアプローチです。平均樹齢65年という古樹群と化学物質ゼロの畑管理、そして全房発酵という三つの柱が組み合わさることで、コンフュロン・コテティドのワインは「驚異的なアロマの強度、スパイス、果実の純粋さ、際立ったミネラル感」と評価され、発見した人間が手放せなくなるコート・ド・ニュイの隠れた名ドメーヌとしてコレクターの間で語り継がれています。