モンブルジョ/Domaine de Montbourgeau
Domaine de Montbourgeau
「エトワールの真の星」——1920年からグロ家・デリオー家が四代にわたって守るジュラ最小AOCの純粋な表現者
ドメーヌ・ド・モンブルジョは、ジュラ地方の中でも最も小さなAOCのひとつ、エトワール村を本拠とする四代続く家族経営のドメーヌです。「エトワール(星)」という村名は、村を取り囲む5つの丘(モントロ、モン=オジー、モン=モラン、モンミュザール、モン=ジュネゼ)が星の形に配置されているという説と、農地を耕すと今も無数に出てくるウミユリの化石「ペンタクリン(五枝型の星形)」に由来するという説の両方が伝えられています。エトワールはわずか52ヘクタールという極小のAOCですが、ジュラの醸造評論界では「モンブルジョがエトワールの真の星」と言われてきました。1920年にヴィクトール・グロがモンブルジョの土地を購入してブドウを植え始め、瓶詰め販売を開始したことが起源です。1956年に息子ジャンが引き継ぎ、醸造設備(キュヴリー)を整備して5ヘクタールまで畑を拡大。1986年にジャンの娘、醸造学を修めたニコル・デリオーが経営に加わり、18世紀建造のマシア地下のセラーを改良するとともに新区画の植樹を進めてヴァン・ジョーヌの生産を開始。2000年代にはジャック・ピュフネーの後押しを得て北米・英国・日本へ輸出を拡大した最初の世代となりました。2019年からは四代目のセザール(ボーヌでBTSオエノロジーを取得)と弟バティストが新たなキュヴリーと新区画のプロジェクトを推進しており、現在は母ニコルも加わった三人体制で運営されています。
畑は11ヘクタール・11区画に分かれ、平均標高250メートルの石灰質泥灰土(ペンタクリンの化石が散在するマルヌ)に根ざしています。シャルドネが大部分を占め、サヴァニャンが約1.7ヘクタール、少量のトゥルソーとプールサールが植えられています。いかなる認証も取得していないものの15年以上にわたって農薬に頼らない土壌管理(交互草生と緑肥)を実践しており、自家製アカシア杭を作るなど「自給自足的な農業哲学」を体現しています。
ウイヤージュなし・澱引きなし・無清澄——ヴォワルとアウリュー熟成が交差する、モンブルジョのシャルドネとヴァン・ジョーヌの極みのキュヴェ
醸造はすべて天然酵母による発酵をステンレスタンクで行い、マロラクティック発酵後に新樽を使わないフードル・ドゥミ・ミュイ・小樽の組み合わせに移して熟成させます。白ワインはウイヤージュ(補酒)なし・澱引きなし・無清澄・軽いフィルタリングのみで瓶詰めするという非介入主義を貫きます。フラッグシップの「キュヴェ・スペシャル」は産膜酵母(ヴォワル)下でのシャルドネの酸化的熟成スタイルで、ヴァン・ジョーヌと同様のアプローチながらクラヴランボトルには詰めない独自のキュヴェです。スタンダードの「ロテール・ブラン」はシャルドネ主体で一部サヴァニャンをブレンドした24〜30ヶ月熟成の白ワインで、柑橘・ナッツ・スパイスに塩味のミネラル感が重なるエトワールらしい緊張感を持ちます。ヴァン・ジョーヌ、クレマン・デュ・ジュラ、ヴァン・ド・パイユも生産しており、ジュラのすべての伝統的スタイルを誠実に体現するドメーヌとして国際的な評価が高まっています。 メタディスクリプション:ジュラのエトワール村を代表するドメーヌ・ド・モンブルジョ。1920年創業の四代続く家族経営で、ニコル・デリオーとセザール・デリオーが11ヘクタールのシャルドネとサヴァニャンを天然酵母・ウイヤージュなし・無清澄で醸造。「エトワールの真の星」として国際的な評価を確立しています。