ラ・ロマネ / La Romanée
La Romanée
フランス最小のAOC——コント・リジェ・ベレールが守る、わずか0.85ヘクタールの奇跡
ラ・ロマネはヴォーヌ・ロマネに位置するグラン・クリュで、わずか0.85ヘクタールという、フランスで最も小さなアペラシオンとして知られています。ロマネ・コンティの西側に隣接する急斜面に位置し、コント・リジェ・ベレール家が一族で唯一所有する完全なモノポールです。畑は浅い石灰質土壌の上にあり、急な斜度が水はけの良さと独特のミネラル感をもたらしています。
同じ家系がラ・ターシュを所有していた歴史を持つコント・リジェ・ベレールは、20世紀初頭の家族間の遺産争いによってラ・ターシュを手放しましたが、このラ・ロマネは一族のもとに残り続けました。極小の面積ゆえに年間生産量はごくわずかで、市場に出回ること自体が稀な存在です。
緻密さと気品の結晶——希少性が極まる、ヴォーヌ・ロマネの隠れた逸品
ラ・ロマネのワインは、緻密でエレガントな構造と、際立った気品を持つことで知られています。畑の規模ゆえにヴォーヌ・ロマネの6つのグラン・クリュの中でも特に出会う機会が限られ、その希少性自体がこの畑の物語を形成しています。ラ・グランド・リュと同様、単独の家系によって長く守られてきたこの畑は、ヴォーヌ・ロマネが持つ歴史と血脈の深さを体現しています。