ロマネ・コンティ / Romanée-Conti

Romanée-Conti

ブルゴーニュ頂点に立つ1.8ヘクタール——王妃と公子が競った畑が示す、ピノ・ノワールの究極

ロマネ・コンティはヴォーヌ・ロマネに位置するグラン・クリュで、わずか1.8ヘクタールという極小の畑です。1232年にサン・ヴィヴァン修道院が開墾した歴史を持ち、1760年にはルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人とコンティ公の間で激しい争奪戦が繰り広げられ、コンティ公が8000リーヴルという破格の値で落札したことから現在の名が付きました。1869年にジャック=マリー・デュヴォー・ブロシェが取得して以降、その子孫であるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)が単独で所有・経営する完全なモノポールです。

畑は厚さ60センチの鉄分を含む石灰質土壌に覆われ、樹齢平均44年という古樹が植えられています。1945年まで接ぎ木されていなかった樹からのマサル・セレクションによって増やされた苗が今も植え継がれ、馬による耕耘や自家製コンポストの使用など、極めて手間のかかる栽培方法が貫かれています。収量はグラン・クリュの規定値35hl/haに対し平均25hl/haという厳格さで、年間生産量はわずか5,000〜6,000本に限られます。

男性的な力強さと女性的な繊細さの融合——世界で最も高貴なピノ・ノワール

ロマネ・コンティのワインは、赤い果実、フローラル、土のニュアンスが調和した、絹のような質感と神々しいまでの複雑さを持つとされています。ラ・ターシュと並んでDRCの両看板であり、男性的な力強さと女性的な優美さを同時に内包する稀有な存在として、世界中のワイン評論家から「ブルゴーニュの規範」と称されています。