商品名(原語) |
Riesling Marienburg Felsterrasse Grosse Lage
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タイプ | 白 / 750ml |
産地 | Germany / Mosel |
生産者名 | Clemens Busch |
生産年 | 2017 |
ぶどう品種 | Riesling |
輸入元 |
Firadis |
備考 |
WA97 Falstaff97 WS94 Gault Millau96 *写真は別のヴィンテージのものです。 |
Clemens Busch全長250kmの川が蛇行するモーゼル地方は、上部のザール・ルーヴァー、ピースポートやベルンカステルを含む中部、以降コブレンツまでの下部と3つに分類されます。急斜面に張付くように植えられているブドウ畑はモーゼルらしいイメージですが、その中でもひときわ傾斜が激しい段々畑が広がるのが下部のテラッセン・モーゼルと呼ばれるエリアです。 ザールにはエゴンミュラーが、中部にはJJプリュム、このテラッセン・モーゼルにも代表的な生産者がいます。ヘイマン・レーヴェンシュタインとクレメンス・ブッシュです。1974年より祖父の手ほどきを受けながらワイン造りを始めた現当主クレメンスは、現在16haの畑を所有しています。 畑の大部分は川を挟んでワイナリーの正面に広がるピュンダリッヒャー・マリーエンブルクにあり、南南東向きグレースレート主体の急斜面からにテラッセン・モーゼルの芸術品とも呼べるワインを生み出しています。 モーゼルは一般的にスレートの色によりワインのスタイルが異なります。しかし、クレメンスは「ワインの味わいは、単純にグレーやブルーといったスレートの色の違いに由来するものではない」という。畑の向きや斜度、微妙な標高の違いや風通しなどに影響を受けるミクロクリマをより重要視します。こうした区画ごとの個性を表現することは現在では主流となっていますが、クレメンスは30年も前に気付きオーガニック栽培に切り替えました。 国内外問わず人気のあるクレメンスは、ドイツワイン評価におけるバロメーター的存在であるアイヒェルマン誌で最高位である5つ星生産者に選ばれ、続くゴーミヨ誌では4.5/5房とドイツ屈指の評価を受けます。 さらにWA誌では「テラッセン・モーゼルにおけるチャンピオンであることに異論はなく、ザール・ルーヴァ―を含む全モーゼルにおいて類まれな才能を持つ生産者の一人だ」、ヒュー・ジョンソンからは「けた外れに力のある辛口のリースリングを産する」、ジャンシス・ロビンソンからも「偉大な辛口リースリングの生産者」と軒並み高く評価されるクレメンスはドイツワインを語る上で欠かせない存在と言えます。
Riesling Marienburg Felsterrasse Grosse Lage
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