シニー・レ・ローズ / Chigny-les-Roses
Chigny-les-Roses
バラの村が育むモンターニュ・ド・ランスの一級畑——三品種が織りなす、北斜面の穏やかな個性
シニー・レ・ローズはモンターニュ・ド・ランスの北斜面に位置するプルミエ・クリュの村です。「バラの村」を意味するその名の通り、村内にバラが植えられた景観で知られており、シャンパーニュ地方の中でも親しみやすい雰囲気を持つ産地です。リリー・ラ・モンターニュやマイィ・シャンパーニュと近接した北斜面エリアに属し、ピノ・ノワール・ピノ・ムニエ・シャルドネの三品種が栽培されています。
北〜北東向きの斜面がもたらす冷涼な微気候は、隣接するグラン・クリュ村と共通する環境です。白亜層を基盤とする土壌が三品種それぞれにミネラル感と酸のポテンシャルを与え、シニー・レ・ローズのシャンパーニュに引き締まった骨格をもたらします。規模は大きくないながら、地元に根ざしたレコルタン・マニピュランが村の個性を丁寧に表現しています。
冷涼な北斜面と白亜が刻む骨格——バラの名を持つ村が示す、プルミエ・クリュの誠実さ
シニー・レ・ローズのシャンパーニュは、果実の清涼感と白亜由来のミネラル感が穏やかに調和するスタイルが基調です。北斜面特有の引き締まった酸が全体の骨格を支え、品種構成によってピノ・ノワールの果実味とシャルドネの清涼感の間でスタイルが変化します。グラン・クリュ村が並ぶモンターニュ・ド・ランス北斜面エリアにおいて、プルミエ・クリュとしての実直な存在感を示している産地です。