| 商品名(原語) | Sancerre Grande Cote |
|---|---|
| タイプ | 白ワイン / 750ml |
| 産地 | France / Loire / Sancerre |
| 生産者名 | Francois Cotat |
| 生産年 | 2019 |
| ぶどう品種 | Sauvignon Blanc |
| 輸入元 | Firadis |
| 備考 | お届けするヴィンテージは2019年になります。 |
Francois Cotat![]() Pascal Cotat / François Cotatパーカーが「口にしたことのある最良のソーヴィニヨン・ブランの一つ」と評した——シャヴィニョルの急斜面で、ポール&フランシス兄弟から受け継いだ白亜土壌の申し子コタ家は第二次世界大戦後、シャヴィニョル(サンセール西部)の丘陵地でブドウ栽培を始めた。ポール・コタとフランシス・コタの兄弟が長年にわたってドメーヌを築き上げ、1990年代に入ってそれぞれの息子であるパスカルとフランソワに事業を引き継いだ。分割後は醸造所を別々に構え、それぞれが独立したドメーヌとして運営しているが、テロワールへのアプローチと醸造哲学は共通している。どちらも認証は取得していないものの、農薬・化学肥料を一切使わず、月齢に従ってラッキング(澱引き)を行う伝統農法を実践。栽培・醸造の両面で作為を廃し、サンセールの白亜土壌が持つ力をそのまま瓶に封じ込めることを信条とする。ソーヴィニヨン・ブランという品種の枠を超えた複雑性と熟成能力が世界の愛好家を驚かせ、クロード・リフォーとならびシャヴィニョルを代表する名家として世界的評価を確立している。 ふたりが手がける畑はいずれもシャヴィニョル台地の急傾斜地。「テール・ブランシュ(白い大地)」と呼ばれるキンメリジャン石灰岩に粘土が混じる土壌が、ソーヴィニヨン・ブランに鋭いミネラルと凝縮した果実味を与える。サンセール西部のシャヴィニョルはフリント質(シレックス)主体のサンセール町周辺とは異なり、白亜の冷涼なミネラルが前面に出る独自のテロワールを持つ。パスカルが管理する畑は約2.4ha(6エーカー)、フランソワは約2.8ha(7エーカー)で、両者ともにレ・モン・ダムネ(呪われた山)、ラ・グランド・コート、レ・キュル・ド・ボージューという急峻な区画を主力とする。グランド・コートには樹齢50年を超える古木が残っており、フランソワは平坦な石灰岩土壌の区画カイヨット(若木)も加えた4キュヴェ体制をとる。 遅摘み×デミ・ムイでの樽発酵×無清澄・無濾過——急斜面の古木が数十年の熟成に耐える、時間を味方にするサンセールの頂点収穫は完熟を確認してから行う遅摘みで、すべて手摘み。除梗せずにバスケット式の垂直プレスで丁寧に圧搾し、デミ・ムイ(約600L)とトノー(約500L)の古い大樽で自然酵母のみによる発酵・熟成を行う。清澄・濾過はいずれも行わず、月齢に合わせたタイミングで瓶詰めする。新樽は使わないため樽の風味は付かず、白亜質土壌由来のミネラルと、遅摘みによる桃・柑橘・蜜のニュアンスが主体となる。一般に早飲みスタイルとされるサンセールのソーヴィニヨン・ブランの中で、コタのワインは卓越した酸の骨格とミネラルの密度によって数十年の熟成に耐えることで知られる。白ワインの長熟品種としての新たな可能性をロワールから示し続けている。 パスカルとフランソワのスタイルの差は、各区画の区画特性に由来する部分が大きい。一般にパスカルのワインは果実の豊かさと華やかさが前面に出ると言われ、フランソワのワインはより繊細でミネラル主導の構成を持つとされる。またフランソワはロゼ(ピノ・ノワール)やシャヴィニョル・ルージュ(ヴァン・ド・フランス)も手がけており、ラインナップの幅も若干異なる。なお、パスカルは現在リタイアを準備しており、長年の畑管理担当であるブノワ・フルーリエとその息子エメリックが引き継ぎを進め、2025年ヴィンテージから独立ラベルでリリースされる予定である。 |
|
