【2026年・ソムリエが解説】一度は飲みたい!おすすめの高級白ワイン13選を国別に紹介

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【2026年・ソムリエが解説】一度は飲みたい!おすすめの高級白ワイン13選を国別に紹介 - Wine Library

白ワインの最高峰を体験したいとき、どの一本を選ぶかは至難の問いです。ブルゴーニュのグラン・クリュか、ボルドーの名門シャトーか、はたまた今注目のドイツイタリアの幻の白か——。このページでは、当店ソムリエが国別・産地別に厳選した高級白ワイン13本をご紹介します。「なぜ高級なのか」という基礎知識から、産地・価格帯別の選び方まで合わせて解説します。初めて高級白ワインを選ぶ方にも、贈り物を探している方にも参考にしていただける内容です。

高級白ワインとは?「なぜ高いのか」3つの理由

①テロワールと希少性——最高の畑は限られている

良いワインは良いブドウから造られ、良いブドウを生む畑は世界に限られています。ブルゴーニュのグラン・クリュ(特級畑)の総面積はわずか数haから数十haという規模。その希少な畑の土地代と維持費は膨大で、当然ワインの価格に反映されます。さらにヴァレンティーニのように収穫ブドウのわずか10〜20%しかリリースしない生産者や、マーカス・モリトールのシャルツホーフベルガーのように年産わずか919本という超希少品になると、需要と供給のバランスがそのまま価格に跳ね返ります。

②オーク樽と醸造コスト——品質を高めるための時間とお金

高級白ワインの多くはフレンチオークの新樽で発酵・熟成されます。フレンチオーク樽は一本あたり数万円以上という高価なもの。シャトー・ディケムのようにソーテルヌの厳格な選果で150人の摘み手が4回以上に分けて収穫する手間や、ル・モンラッシェのような新樽を使った長期熟成にかかるコストが、すべてワインの価格に含まれています。またベルンハルト・フーバーのように1.5倍の澱とともに熟成させる手法など、細部の技術的こだわりが品質の差を生み出します。

③熟成ポテンシャルとブランド力——時間が価値を生む

優れた高級白ワインは、10年・20年・それ以上の熟成に耐えます。飲み頃が長く、時間とともに味わいが深化するポテンシャルを持つことが高価格の重要な要因のひとつです。またロマネ・コンティやシャトー・ディケムのように世界的なブランド力を持つ生産者のワインは、そのブランド自体に価値があり、格付けやスコアが価格に大きく影響します。

高級白ワインの選び方——産地・価格帯別ガイド

価格帯の目安と選び方

10,000〜30,000円台:ブルゴーニュ村名〜プルミエ・クリュ、ドイツのトップシャルドネが揃う価格帯。「初めての高級白ワイン体験」として最もおすすめです。バターフィールドのムルソー(¥13,800)、フーバーのシャルドネ(¥19,800)、ポール・ピヨのシャサーニュ(¥21,980)などが選択肢になります。

30,000〜80,000円台:ボルドーの名門シャトーやカリフォルニアのカルトワインが加わる価格帯。パプ・クレマン・ブラン(¥26,950)、ヴァレンティーニ(¥49,800)、キスラー(¥49,800)、シャトー・ディケム(¥74,800)。誕生日・記念日・長年お世話になった方への特別なギフトに。

100,000円以上:「一生に一度体験したい」最高峰ゾーン。マーカス・モリトール シャルツホーフベルガー(¥110,000)、ル・モンラッシェ ルイ・ジャド(¥169,800)。どちらも世界的に見ても入手困難な希少品で、記念すべき瞬間に合わせるべき特別な一本です。

産地で選ぶ

ブルゴーニュ(🇫🇷フランス): シャルドネの最高峰。シャブリの鋭い酸とミネラル、ムルソー のリッチなバターと果実味、ピュリニー・モンラッシェの直線的なフィネス、シャサーニュ・モンラッシェ の力強さ——それぞれ個性が明確で、コレクターが必ずたどり着く産地。

ボルドー(🇫🇷フランス):辛口はソーヴィニヨン・ブラン&セミヨン / Sémillonのブレンドによる多層的なスタイル(パプ・クレマン)、甘口は世界最高峰のソーテルヌ貴腐ワイン(ディケム)が代表格。ブルゴーニュと全く異なる魅力がある。

🇩🇪ドイツモーゼルのリースリングはテロワールの表現力においてブルゴーニュと双璧をなす。バーデンのシャルドネ(フーバー)はブルゴーニュ白と比較されるほどの実力を持ち、コスパの観点でも注目。

🇮🇹イタリア ヴァレンティーニのトレッビアーノやアルド・コンテルノのシャルドネなど、入手困難な「幻の白」が存在する。探す喜びも含めた愛好家向けの世界。

カリフォルニア(🇺🇸アメリカ): キスラーに代表されるカルトワインは、豊かな果実味・クリーミーなテクスチャー・樽の複雑性が高次元で融合。ブルゴーニュとは異なる方向でシャルドネの最高峰を体験できる。

フランスの高級白ワイン

フランスの高級白ワインを語るうえで欠かせないのが、ブルゴーニュボルドーの2大産地です。同じ白ワインでも、その魅力は対照的です。ブルゴーニュシャルドネ単一で造られ、テロワールを繊細に表現するフィネスが最大の特徴。冷涼な気候と石灰質土壌による、シャープな酸とミネラル感が際立ちます。ボルドーは複数品種によるブレンドで造られ、柑橘の爽やかさと豊かなコクのバランスが魅力。一人で楽しむのか、プレゼントするのか、あるいは日常的に飲むのか、記念日に飲むのか、シーンに応じて選び分ける必要があります。

ブルゴーニュの高級白ワイン

ブルゴーニュの高級白ワインは同じシャルドネでも産地によって大きく異なります。シャブリは北部の冷涼な気候と石灰質土壌で育まれた、鋭い酸とピュアなミネラルを備えた引き締まったスタイルが特徴。ムルソーは昔ながらの木樽熟成によるバターやナッツのニュアンス、厚みのある果実味が特徴。モンラッシェ(ピュリニー・モンラッシェシャサーニュ・モンラッシモンラッシェ)は世界最高峰の白ワイン産地として知られ、凝縮した果実味、緻密なミネラル、長い余韻の完璧な調和が特徴です。

シャブリフランス・ブルゴーニュ地方の最北部、ヨンヌ県に位置するシャブリ村の周辺一帯で造られる白ワインの総称。パリに比較的近い冷涼な産地で、キンメリジャン石灰質土壌が特徴。貝殻の化石が多く含まれるこの土壌がシャブリ特有の鋭い酸とミネラル感を生み出します。




価格:14,900円/ 商品ページはこちら

ドメーヌ・ド・ランクロは、ロマン&ダミアン・バショ兄弟が2016年に設立した新世代のドメーヌです。オーガニック農法の一種であるビオロジック農法で人の手の介入を抑え、テロワールの純粋な表現を追求。近年、注目度が高いドメーヌの一つです。

ヴォーデジールはシャブリのグラン・クリュの中でも、谷上の地形と日照に恵まれた区画をもち、しなやかさと華やかさを兼ね備えています。果実のピュアさを保ちながら、奥行きとフィネスを丁寧に引き出しています。

レモンや熟した柑橘、ほのかに洋梨やハチミツのニュアンスも感じられる芳香。口に含むと張りのある酸味とミネラルが骨格を形成し、丸みとエレガントな果実味が広がります。余韻は非常に長く、塩味を帯びたミネラルと繊細な旨みが持続します。

貝類や魚介類と非常にマッチします。ワインをじっくり味わいたい方やワイン好きへのプレゼントにおすすめです。



ムルソームルソーはブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌで造られる白ワインの総称で、リッチで芳醇なスタイルで知られています。石灰質と粘土が混ざる土壌が特徴。この土壌のおかげでミネラルの骨格を持ちながらも厚みのある果実味が生まれ、非常にコクのあるワインとなっています。


価格:57,800円/ 商品ページはこちら

ドメーヌ・デ・コント・ラフォンは、 ムルソー を代表する最高峰のドメーヌの一つです。1990年代からはオーガニック農法であるビオディナミ農法を導入。低収量と厳格な選果により、テロワールの純度を極限まで引き出すスタイルで知られています。

2018年のムルソー は、ブルゴーニュ全体で温暖かつ日照に恵まれたヴィンテージ。高い成熟度と健康さを備えたブドウから造られており、複数区画のムルソーをブレンドし、フレンチオーク樽で発酵・熟成しています。新樽比率は控えめで、果実の凝縮感とミネラルの骨格、そして樽のニュアンスを精緻に統合。均衡の取れたクラシックスタイルで、果実の凝縮感とリッチさが際立つ"当たり年"となります。

熟した洋梨や柑橘のコンフィに、ほのかなスモーキーさが重なります。口当たりは非常に滑らかで、厚みのある果実味が広がる一方、芯には緊張感のある酸とミネラルが通り、全体を引き締めます。余韻は長く、ナッツや蜂蜜のようなニュアンスが複雑に持続します。

オマール海老のバターソースやフォアグラといったコクと旨みが伴う料理との相性が抜群です。記念日のプレゼントや特別なディナー、自分へのご褒美におすすめです。



ピュリニー・モンラッシェ ブルゴーニュ 白ワインの頂点に位置する銘醸地であるピュリニー・モンラッシェ。コート・ド・ボーヌ地区に属し、シャルドネの純度とフィネスを極限まで引き出すテロワールとして世界中の愛好家を魅了しています。「ミネラル感」「緊張感」「エレガンス」というキーワードで語られることが多く、端正で直線的なスタイルが特徴です。

価格:18,900円/ 商品ページはこちら

アンリ・ボワイヨムルソー を本拠とするトップクラスのドメーヌです。畑ごとの個性を忠実に表現するスタイルで知られています。樽の主張を抑えつつ、果実の純度とミネラルを際立たせる醸造哲学が評価されており、畑の個性を際立たせる生産者として高い信頼を得ています。

2022年のピュリニー・モンラッシェは、温暖で日照に恵まれた年の恩恵により、果実の成熟度と酸のバランスが非常に優れています。複数の村名区画のブドウをブレンドしながらも、ピュリニーらしい緊張感とフィネスをしっかりと表現。ステンレスタンクと樽発酵を組み合わせ、樽比率もコントロールされているため、果実味とミネラルが前面に出る仕上がりです。数年の熟成でさらなる複雑性を期待できる一本です。

柑橘に加え、アカシア、ほのかに火打石のニュアンスが立ちます。口当たりは非常にクリーンで、ピュリニー特有の直線的な酸とミネラルの芯が印象的です。

初心者が"ブルゴーニュ白の真髄"に触れる入門としても、中級者がフィネスの違いを再確認する一本としても最適です。プレゼントに最適の一本。



シャサーニュ・モンラッシェブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ南部に位置する銘醸村で、ピュリニー・モンラッシェと並び、世界最高峰の白ワイン産地として知られています。同じモンラッシェ系よりも、厚みと力強さを感じさせるスタイルが特徴。



価格:21,980円/ 商品ページはこちら

ポール・ピヨは現当主ティエリー・ピヨのもとで評価を飛躍的に高めた注目株です。テロワールの個性を精緻に表現するスタイルを採用し、フィネスと透明感、ミネラルの純度を重視した醸造が特徴。洗練されたスタイルを体現するドメーヌとして高い支持を得ています。

2023年のシャサーニュ・モンラッシェ は、温暖さと適度な降水により、果実の熟度と酸のバランスが良好です。村名区画のブドウを主体に造られ、繊細で引き締まったスタイルが際立ちます。発酵・熟成には適度に樽を使用しつつも、果実味とテロワール由来のミネラルが前面に出る設計となっています。数年の熟成によりさらなる奥行きも期待できる一本です。

青リンゴといったフレッシュな果実に加え、ほのかな火打石のニュアンスが広がります。口当たりは非常にクリーンで、やや丸みのある果実感に、ピヨ特有のシャープなミネラルと緊張感が重なります。バランスが秀逸な一本。

ホタテや白身魚のバターソテーなどバターやクリームを使いつつ、ワインの繊細さを損ねない重すぎない料理との相性が抜群です。誕生日や記念日といった落ち着いた少し特別なディナーにおすすめです。


モンラッシェ:ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌに位置する白ワインの頂点。ピュリニー・モンラッシェシャサーニュ・モンラッシェの境界にまたがるわずか8ha前後の畑から生まれ、シャルドネの可能性を極限まで引き出す"究極のテロワール"として世界的に崇められています。


価格:298,000円/ 商品ページはこちら

1999年にムニール・サウマとロタム・ブラキン夫妻が設立したルシアン・ル・モワンヌは、グラン・クリュとプルミエ・クリュのみを手がける超小規模ネゴシアンです。レバノン出身のムニールがトラピスト修道院でシャルドネを発見したという異色の経歴を持ち、夫妻二人だけで運営するこの小さなメゾンは今やブルゴーニュで最も入手困難な造り手のひとつとして世界中のコレクターから熱狂的に支持されています。

「モンラッシェにふさわしい出来栄えでないと判断した年は造らない」というムニールの信念のもと、ピュリニー側とシャサーニュ側の両区画のブドウをブレンドして仕上げるモンラッシェはまさに別格の存在。この2013年は、熟した桃・ライム・ミント・ヨードと燻したオークのニュアンスが高度に表現的なアロマを形成し、口に含むと「クリスタルのようなピュアさと砕いた石のミネラル」(評論家評)が感じられる、驚くほど調和のとれた若いモンラッシェです。強烈なミネラルと鞭のような余韻は、まだ長い熟成の途上にあることを示しています。

ワインそのものが格調高い体験であるため、これを開けるにふさわしいのは人生の節目——結婚祝い・還暦祝い・記念すべき特別な一夜にほかなりません。


ボルドーの高級白ワイン

ボルドーは赤ワインのイメージが強いですが、実は世界的に評価の高い白ワインも。特に高級レンジでは、辛口と甘口の2つのスタイルに大別され、それぞれが全く異なる魅力を持っています。ブルゴーニュシャルドネ単一でフィネスを追求するのとは対照的に、ボルドーはブレンドによる多層的な味わいが最大の特徴です。


価格:26,950円/ 商品ページはこちら

シャトー・パプ・クレマンは、ペサック・レオニャン地区に位置するグラーヴ最古級のシャトーのひとつ。最新技術と伝統を融合した品質追求により、トップクラスの評価を獲得。生産量が少なく、希少性の高い逸品として知られています。

2020年はボルドー全体で非常に評価の高い年で、凝縮した果実味と優れた酸のバランスが特徴です。主にソーヴィニヨン・ブランセミヨンをブレンドし、新樽比率の高い樽発酵・熟成によって造られます。そのため、構造的な厚みと樽由来の複雑性を兼ね備えたスタイルに仕上がっています。

レモンといった柑橘に加え、白桃のニュアンス、ヘーゼルナッツの香りが立ちます。口当たりは非常にリッチで、セミヨン由来のオイリーで厚みのあるテクスチャーが印象的。一方でソーヴィニヨン・ブランの鮮やかな酸とミネラルが全体を引き締め、重たくなりすぎないバランスを実現しています。余韻は長く、樽と果実、ミネラルが幾層にも重なりながら持続する、まさに構造美を感じる白ワインです。バターやクリームソースを使った料理に最適。食事と共に完成するワインであるため、特別な日のディナーにおすすめです。




価格:74,800円/ 商品ページはこちら

シャトー・ディケムは、ソーテルヌ唯一の「特別第1級」に格付けされた、甘口ワインの頂点に君臨するシャトーです。長きにわたり卓越した品質を維持し、極めて厳格な選果と低収量によって、唯一無二の品質を守り続けています。

2003年はヨーロッパ全体で記録的猛暑となった特異な年で、ブドウは非常に高い成熟度と糖度を獲得しました。ブドウに理想的な貴腐菌が付着し、圧倒的な凝縮感と豊潤さを備えたスタイルに仕上がっています。新樽での長期熟成により、甘味だけでなく酸のバランスが素晴らしく、単なる甘口を超えた"液体の芸術品"とも言える完成度。

トロピカルフルーツに加え、蜂蜜やレンジピール、さらに紅茶やスパイスのニュアンスが幾層にも広がります。口に含むと、極めてリッチで粘性のあるテクスチャーが印象的ですが、同時に調和のとれた酸が全体を引き締め、甘さに重さを感じさせません。余韻は非常に長く、時間とともに香りと味わいが変化し続ける、まさに圧巻の体験です。フォアグラのテリーヌやブルーチーズといった旨味・塩味のある料理との相性が抜群。食後酒としても最高のワインです。

アメリカの高級白ワイン

代表的なワインは、カリフォルニアシャルドネ。世界三大白ワイン産地(ブルゴーニュボルドー)に並び称される存在へと進化した、アメリカを代表する高級白ワインです。冷涼な海風と豊富な日照により、果実の凝縮感とリッチなテクスチャーを兼ね備えたスタイルが確立されています。


価格:49,800円/ 商品ページはこちら

キスラーは1978年創設で、手摘み・自然酵母発酵・新樽熟成といったクラシックな手法を徹底。ソノマの冷涼な畑から、凝縮感とフィネスを兼ね備えたシャルドネを生み出し、世界的な評価を確立しています。

キュヴェ・キャスリーンは、キスラーの中でも特に評価の高い単一畑由来のシャルドネです。2020年はカリフォルニアらしい成熟度の高いワインでありながら、酸も美しく保たれています。フレンチオークの新樽を用いた発酵・熟成により、リッチな果実味と樽由来の複雑性、そして緊張感ある酸が高次元で統合された一本です。

香りは非常に華やかで、熟した洋梨に加え、トーストのニュアンスが豊かに広がります。口に含むと、濃密でクリーミーなテクスチャーが感じられつつも、芯のある酸とミネラルが全体を引き締め、決して重たくなりません。余韻にはヘーゼルナッツやスパイスのニュアンスが長く続き、力強さとフィネスを兼ね備えた完成度の高い仕上がりです。バターやクリームを用いた料理に最適。ホームパーティーやワイン好きへのプレゼントにおすすめです。

ドイツの高級白ワイン

「高級白ワイン=フランス」というイメージを覆すほどの実力を持つドイツ産の高級白ワインが近年世界的に注目されています。モーゼルのリースリングはエゴン・ミュラーのシャルツホーフベルガーに代表されるように、世界最高峰の白ワインの一角として愛好家から崇められています。またバーデン地方からは、ブルゴーニュ白に匹敵するシャルドネが生まれており、「ドイツ白ワインの常識」を塗り替えた生産者たちが世界の目を引きつけています。

モーゼルのリースリング


価格:110,000円/ 商品ページはこちら

マーカス・モリトールは1984年に若干20歳でワイナリーを引き継ぎ、わずか2haの畑から120haへと成長させたモーゼルの伝説的生産者です。ベルンカステルリング・オークションでは1996年に当時の最高値を記録し、2012年にはその最高値を自ら更新。エゴン・ミュラーやJ.J.プリュムと肩を並べるモーゼルで最も卓越した造り手の一人であり、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)を含むピノ・ノワール とのブラインドテイスティングでも第1位を獲得するなど、揺るぎない評価を世界で確立しています。

このシャルツホーフベルガー ***(トリプルスター)トロッケンは、エゴン・ミュラーで世界的に有名なモーゼル最上の畑「シャルツホーフベルグ」の一部をマーカス・モリトールが借り受けて手がける特別キュヴェ。2021年がファーストヴィンテージという生まれたばかりの超稀少品で、2022年ヴィンテージはボトルでわずか919本、マグナムにいたっては12本のみという類まれな少量生産です。

シャルツホーフベルグの急峻な石板岩土壌が生む燧石と白桃、柑橘のアロマ。そこにモーゼルらしい繊細な酸と奥深いミネラルが溶け合い、これほどのエレガンスと凝縮感を同時に体験できるリースリングは世界的にも極めて稀有な存在です。「白ワインの最高峰」を体験したいワイン愛好家に、一生に一度は出会ってほしい一本です。


バーデンのシャルドネ



ベルンハルト・フーバーは「ドイツピノ・ノワール のゴッドファーザー」と称された伝説的な生産者です。1987年に協同組合を離れ自社醸造を開始。ほどなくしてドイツ最高峰の評価を得るまでに成長し、VDP(ドイツ高品質生産者協会)にも1995年に加盟。2014年に逝去した後は、ブルゴーニュでも研鑽を積んだ息子のユリアン氏が父の意志を引き継ぎ、スタイルに繊細さとフレッシュ感を加えながらその卓越した品質を守り続けています。

このアルテ・レーベン(古木)は、樹齢40年以上のシャルドネを使用。通常の1.5倍の澱とともに小樽で熟成させることで複雑さを引き出し、赤い石灰岩土壌由来の骨格あるミネラル感と極上のエレガンスを表現した一本です。Decanter誌も絶賛するその完成度は、「ブルゴーニュ白に匹敵する」と国際的な評論家からも高い評価を受けています。ドイツワインの常識を覆す、白ワイン愛好家必飲の逸品です。


イタリアの高級白ワイン

イタリアの高級白ワインは、フランスドイツほど語られることは多くありませんが、実は世界のワイン愛好家が血眼になって探し求める「幻の白ワイン」が存在します。1632年創立のヴァレンティーニが造るトレッビアーノは「イタリアのロマネ・コンティ」と呼ばれるほどの伝説的な存在。またピエモンテのバローロ界の巨匠アルド・コンテルノが手がける幻のシャルドネも、その圧倒的な希少性とクオリティで世界的名声を誇ります。



1632年創立という400年近い歴史を持つヴァレンティーニは、イタリアを代表する伝説的な生産者です。自社ブランドでリリースするのは収穫したブドウのうちわずか10〜20%程度という徹底した厳格さで、残りのほとんどは他の生産者へ売却。良年でなければ造られないこともしばしばあり、世界中の愛好家が血眼になって探し求める入手困難な「幻のイタリアワイン」として知られています。その希少性と品質の高さから、イタリアの「ロマネ・コンティ」と呼ばれることも多い伝説的な存在です。

畑では一度も除草剤や防虫剤、化学物質を使ったことがなく、培養酵母も一切不使用。古代ギリシャの哲学者の書に倣うという独自の信念のもと、ブドウ、オリーブ、小麦、動物が共存する農地で平均樹齢50年のトレッビアーノを育てています。収穫したブドウはスラヴォニアオークの大樽で24ヶ月間熟成させ、深い内面性と透明感のあるフルーティな味わいに仕上げます。

在庫はわずか1本という極めて希少な一本。ヴァレンティーニと出会える機会は滅多にありません。ワインという飲み物の本質を問い直す、まさに「一度は飲みたい高級白ワイン」の筆頭候補です。




アルド・コンテルノは、バローロの王国ピエモンテにおいてネッビオーロの巨匠として世界的な名声を誇る生産者です。そのアルド・コンテルノが手がける白ワインが、このブッシアドール。畑はモンフォルテ・ダルバの名区画ブッシア・ソプラーナ。最大27樽という極少量生産のため「幻の白ワイン」と呼ばれており、赤ワインでの評価に隠れてなかなか表舞台に出ることのない、知る人ぞ知る一本です。

シャルドネ固有の豊かなアロマと控えめな樽香が見事に融合しており、新樽由来のバニラやバターの香りにトロピカルフルーツ・桃・レモンタルトの風味が豊かに広がります。しなやかでイキイキとした口当たりで余韻が長く続き、Wine Spectatorは「現在から2030年頃が飲み頃」と評しています。バローロの巨匠が秘密のように造り続けるイタリア最高峰の白ワインを、ぜひこの機会にお試しください。

高級白ワインに関するよくある質問

Q. 高級白ワインはいくらからですか?

明確な定義はありませんが、一般的には10,000円以上を高級白ワインと呼ぶことが多いです。10,000〜30,000円台ではブルゴーニュ村名・プルミエ・クリュやドイツトップクラスのシャルドネを体験できます。50,000円〜100,000円台になるとカリフォルニアカルトやソーテルヌの最高峰、100,000円以上はル・モンラッシェやシャルツホーフベルガーなど「一生に一度」の領域です。

Q. 高級白ワインと安いワインは何が違いますか?

大きく3点あります。①テロワール——最良の産地・畑のブドウを使うため土地代と希少性が価格に反映される。②醸造コスト——フレンチオーク新樽の使用、低収量、手摘み収穫、長期熟成などにかかる費用。③熟成ポテンシャル——高級白ワインは10〜30年以上の熟成に耐え、時間とともに複雑性が増すため、「今飲む値段」と「将来の価値」が含まれています。

Q. 初めて高級白ワインを買うなら何がおすすめですか?

最初の一本としてはバターフィールドのムルソー( ¥13,800)かランクロのシャブリ グラン・クリュ(¥14,900)がおすすめです。ムルソーはバターやナッツのニュアンスがあり「高級白ワインらしい」味わいを体験しやすく、シャブリ グラン・クリュはキンメリジャン土壌由来のミネラル感という唯一無二の体験ができます。どちらもブルゴーニュの入門として最適な価格帯です。

Q. 高級白ワインはどのような料理に合わせると美味しいですか?

産地・スタイルによって異なります。シャブリ、ピュリニー系の酸がきれいなブルゴーニュ白は貝類、白身魚、フレッシュなシーフードと。ムルソー カリフォルニアのリッチなシャルドネはバターやクリームを使った料理、ホタテのソテー、オマール海老と好相性。ドイツのリースリングは魚料理全般に幅広く対応し、和食とも合わせやすい。甘口のシャトー・ディケムはフォアグラ、ブルーチーズ、デザートと。

Q. 高級白ワインの保存温度と開栓後の管理は?

未開封の保存温度は10〜14℃、湿度70〜80%が理想です。光・振動・温度変化を避けることが最重要で、ワインセラーの使用を強くおすすめします。飲み頃温度は10〜14℃(リースリング・シャブリ系は少し低め、ムルソー・カリフォルニア系はやや高め)。開栓後は酸化が進むため、バキュバンなどで密閉して冷蔵保存し2〜3日以内に飲み切るのが理想です。


いかがだったでしょうか。一概に高級白ワインと言っても、産地、ドメーヌによって大きく特徴が分かれます。1人で楽しむのか、プレゼントするのか、どんな料理に合わせるのかといったシーンに応じて選び分けることが大切です。


ソムリエが選ぶおすすめのワインをコラムにて紹介中❗️